起業をするのに資金はいらない。
もちろん、店舗経営だったり、法的にまとまった額の資本金が定められていたり、と資金がいる業種もあります。
しかし、そうした業種にこだわらなければ資金というものは必要がない時代になっています。
ただもちろん0円でもいいわけではなくて、
パソコンやちょっとしたツールくらいは揃えるとか、
ノウハウを買ったりだとか、小売ならある程度の仕入れだったりとかは必要になると思いますが、
そんなに大きな資金は必要がないんです。
例えば、昭和や平成初期の時代だったら起業って大変なことでしたよね。
大きな資金を必要として、オフィスを借りて、借金して資金を作って、事業失敗で自殺なんていう恐ろしいイメージも、大きな資金が必要だった時代だからこそなんですよね。
そりゃ借金をして大きな固定費払って、人件費払って、失敗したら大変ですよね。笑
でも今はそんなことをする必要もないので、さくっと起業できるし、さくっと失敗も成功もできてしまうわけです。
ダメだったらまた気軽に挑戦・・・っていうのもできちゃうんですよねー。
今は資金がなくても起業ができるから、失敗しても「よし、次の事業でもやるか」って感じで、カジュアルになったんですよね。
昔はほら、創業とかものものしい言い方をしましたよね。
今は創業って死語になりつつありますよね?
起業とかスタートアップって言い方しますよね。
起業って言葉すら使わないことも多いかもしれないです、「起業するぞ!」なんて決意しなくても自然と自営業やフリーランサーをやってるみたいな人増えてるんじゃないですか?僕なんかもそうなんですけど。
話は戻りますが、とにかく今は資金がなくても起業できてしまうんですよね。
低資金で事業をすれば、失敗によるダメージなんてほとんどないっす。
むしろ学ぶことのほうが多いから、失敗してもプラスでしかないのですね。
ダメージがないのなら失敗はどんどんするべきなんです、学ぶことによるメリットのほうが大きいのです。
さて、どうして起業するのに資金がいらなくなっているのでしょうか?
まず、SNSやLINEなどのツールの発達によって低資金で集客ができたり、サービスを作ることができるようになったという点が大きいです。
広告費をかけずに、SNSやブログで集客することができますからね。
(もちろん広告も素晴らしいマーケティングツールですよ!)
つまり、個人が低資金で稼ぐためのインフラが整っているんです。
また、物があふれる時代だからこそサービスが多様化して、様々なビジネスモデルが成り立ってきているのもありますね。
今までは商売にならなかったことでも、多様化の時代には商売になるんですよね。
Youtuberなんか代表的じゃないですか?個人が番組を作って稼ぐなんて今まで想像もつかなかったですよね。
子供世代にとってはどんな有名芸能人よりもヒカキンやフィッシャーズのが知名度高いですからね〜。
こんな時代が来るって誰が予想したんでしょう。
まとめますけども
1,環境の整備
2,サービスの多様化
この2つが起業から資金的な壁を取っ払ってしまったんです。
インターネットやツールが個人の力を増幅させてますから、従業員を雇う必要もなくなりました。
そのため、人件費もなくなりましたね。
ほんと。
昔の時代は起業といえば人を雇って、人件費を払って、社員の生活に責任をもって、会社が潰れれば社員や家族に迷惑がかかる・・なんていう状況でしたよね。
だから潰れかけの会社の社長が夜逃げしたり、経営者にとってはなかなかハードな時代だったわけです。
でも今は従業員を雇う必要ってそんなになくて、クラウドワークスやランサーズで部分的に手伝ってもらったり、そもそも人間ではなくてツールに頼っていいわけです。
これからはAIなんてものも発達しますからよけいその傾向は加速しますよね。
「従業員を雇わないと雇用がへる」という人もいますが、そもそも雇われなくても個人でビジネスをしてしまえばいいので、失業者が増えない可能性もあります。
会社でも働ける、個人でも働ける時代っていうのは
むしろ選択肢が広がっていいことだと思います。
僕なんか会社組織の中では生きていけない社会不適合な人間ですから、個人で生きていける時代には感謝をしています。
今から起業をする人に、アドバイスをするとするならば
・まずは小さくためすこと。
・見栄えのためにお金をかけないこと
の2つです。
ひとつひとつ解説しますね。
まずは小さくためすことは、資金を無駄に消費しないために大事な考え方です。
いきなり大きなお金を出して、リソースを投入して失敗したらしんどいですよね。
そこで、まずは小さく試すわけです。
分かりやすいように小売に例えると
いきなりネットショップを作って売り出す前に、まずはSNS低単価で売ってみて反応をみるとか、メルカリやヤフオクに出品して反応を見るんです。
で、だいたい売れそうだなって分かってから本格的に売るんです。
これは別に物販に限らなくて、サービスならだいたいこのやり方で通用します。
僕もコンサル業は小さく始めましたし、小さく始めて需要があることがわかって、なおかつ僕の最初の生徒さん立ちが結果を出してくれたので「あ、これはいけるな」と思いメイン事業にしたんですよね。
次に見栄えのためにお金を使わないというのも重要です。
今の時代に起業していきなり大金を使う人って、見栄えのためにお金を使ってしまう人なんですよね。
例えば、自宅オフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースなんかでも十分なのに関わらず、立派なオフィスを構えて、社員もいないのにでっかい机を買ってみたり。
実際にそういう人がいましたが、起業してすぐにお金に困っていたみたいです。
あとは、借金して会社を作って、まだ利益も出してないのに「社長」って肩書と、手元にある大金だけで成功者になったような気になってしまい、
高いスーツを買ったり、高い時計を買ったりして散財をするとうケースも聞いたことがあります。
これらは見栄によって、お金を使ってしまったケースですね。
他には、立派なデザインのホームページが必要だと思って高い制作費を払ってしまうなどのケースもあります。
もちろん立派なデザインのホームページが必要なケースってあるんですけど、必ずしもマストではないですからね。
そもそも、ちょっとwordpressを勉強して1万円以下くらいの有料テーマを変えば見栄えのいいホームページって自分でもできますから。
50万とか100万とか払って業者に作ってもらう必要ってあんまりないわけです。
特にサロン経営者なんかは悪徳web制作屋に狙われやすいので気をつけてくださいね。
僕のコンサル生さんでエステ経営をしている方も、不当に高い制作費を払っているケースが多々有りますので。
まとめ
1,今の時代はお金をかけずに起業できるし、リスクも小さい。
2,まずは小さくためして成功したら、大きく打ち出そう。
3,見栄や見栄えのためにお金を浪費するのはやめよう。
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