職人の魂が負ける日

職人の魂が負ける日。
 
最近、新しく布団を買いました。
 
それまで使っていた布団が職人が作った綿の布団。
一枚5万円です。
新しい布団は、一枚2万円の最新の布団。
KARARI(カラリ)ってやつ。
 
綿の布団って湿りやすいんですよね、
で、梅雨が終わってまた長雨
 
いい加減うんざりして買ったんですよ。
 
最新技術を使った構造らしいです。
 
セミダブルサイズを2つ。
めっちゃ気持ちいいんですよ。
とにかく蒸れない、子どもが何かこぼしてもすぐ乾く。
  
うちの奥さん
 
「いや、でもこっちは職人の魂だから」
 
と言って綿の布団で寝てたんですが
子どもは速攻でKARARI一択、さすが子どもは素直。
 
奥さんも一度KARARIで寝たら、「気持ちいねこれ」と
速攻で職人の魂を裏切っていました。
 
うん、そうなんだよね。
最新技術が職人技に勝つって歴史の中で何度もおこったことです。
 
第2次世界大戦中、
日本軍は暗視ゴーグルみたいなのを持ってなかったらしいんですが
 
アメリカ軍は暗視ゴーグルを開発して
夜戦で連戦したそうです。
 
しかし日本の技術力って当時から高くて
別に暗視ゴーグルとかふつーに開発できたらしいのです…。
 
じゃあなんで開発しなかったかっていうと
 
「夜目が効く田中さんの夜の射撃!まさに職人技!かっけ〜〜!」
 
と盛り上がっていたからです。
 
つまり、職人技に頼って
新しい技術を拒んでいたんです。
 
で、戦争に負けたんですけど
 
日本人って未だにそういうところがあって
 
「ロケットのあの部品は日本の町工場の職人技でしか作れないらしいよ!マジかっけー!」
 
って未だに言ってるんですよね。
 
でもそのうち技術が追いついて
職人じゃなくても精密部品が作れるようになるんです。
 
うん、職人技術素晴らしい、職人技、素晴らしい。
 
わかる、わかるよ。
 
でもそれにこだわってダメになってたら本末転倒だよね。
 
 
これからさらに速いスピードで最新技術みたいなのはやってくるし、僕たちは常にその中で
 
「使えるものはないかなー」
 
ってアンテナはってなきゃあかんのですよね。

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