現代社会は、私たちを不安にする構造になっている。
もっとこうじゃなきゃダメ
そのままのあなたではダメ
そういうメッセージを送り続けて
商品を売る構造になっています。
これが、資本主義の構造なんですよね。
そして、そこにSNSが入ってくることによって
他人との比較が生まれます。
「こんなにすごい私」や
「私こそが正解」など
ここでも、不安にさせる構造になっています。
そうした不安の中で
幸せを別の何かにすり替えてしまうクセが
私たちにはあります。
「こうすれば幸せになれる」
が、自分が本当に望んでいることじゃなくて
誰かが
「こうすれば幸せ」
「こうすれば勝ち組」
「こうすれば正解」
と決めつけたメッセージにすり替わっているんですよね。
幸せを他人のメッセージによりすり替わって
本当は自分がどうしたかったのか
本当は自分はどう在りたいのか
という内面からの声が
自分に届かなくなっているんです。
「自分の本当の願い」から目をそらして
「誰かが言っていた正解」ばかり見ているんですよね。
実は僕は、一重の女性が好きです。
別に二重でも好きですけど
一重の女性や、奥二重の女性をみると「ドキッ」とします。
でも、社会は
「一重はダメ、二重が正解」
というメッセージを何十年も流し続けています。
その結果
一重は美しくない
二重は美しい
という、
二重になるための化粧品や整形を売るためのメッセージを
盲目的に信じ込んでいるんです。
鼻が高ければいい?本当ですか?
欧米では、鼻を低くする整形を受ける人も増えています。
顔が小さければいい?本当ですか?
欧米の女性に「顔小さいね」というと
「私の脳が小さそうってこと?」と怒られることがあります。
わかりやすく【見た目】の例で出しましたが
なんでもそうです。
夢のマイホーム!とか
一国一城の主!
という言葉を作ったのは
戦後、線路をどんどん拡張して
線路が通った土地の不動産を売りたいと思った
不動産業界と日本政府です。
戦前は、名家の富裕層でも
借家なのが普通でした。
貯金をするのが良いこと
貯金をするのは堅実で真人間
日本人はとにかく貯金好き
と思われていますが
江戸時代の日本人は、貯金なんてせず
「宵越しの金は持たない」
が普通でした。
日露戦争の時や太平洋戦争の時に
国民に貯金をさせて
そのお金を戦費に使いたかった政府が
「貯金はいいよ」
と刷り込んだだけです。
あなたの人生で、何を感じたいのか、何を味わいたいのか
雑音を消して、自分の心の声だけを静かに聞いていくと
あなたの本当の願望が見えてきます。
僕の願望は、
心のことでみんなと関わりながら
気楽に、たまに自然とふれあいながら生きていくこと。
それ以外の願望は、ほぼ刷り込みだったことに気づきました。
あなたの願望は、あなたの中にしかない。
だから、他人は誰も教えてくれない。
でもあなたの心はずーっとあなたの中にある。
そして、願望は消えずに、ずっそこにある、
ただ自分が、耳をふさいで目をそらしてきただけ。
自分が無視をしてきただけ。
でも、そこにあることに
まずは気づこう。