雑記

治そうとしないと治る

「やっぱりダメじゃないかゲーム」
って知ってますか?

セラピーの世界だと、よく

「色々やったんですが、どれも良くならない」
「有名な◯◯さんのを受けたけど意味がなかった」

結局、誰のセラピーやヒーリングを受けても
全然効かないじゃない…
と不満げに言う人がたまにいます。

これは…

【治そう治そうとするセラピスト】
VS
【やっぱりダメじゃないかと確認したい人】

という構造が生まれているんですね。

なので、治そうとしようとするほどこじらせるし
本人は本気で治したいと思っているけど、無意識で「やっぱりダメじゃないか」と確認するために行動してしまっています。

これはセラピーの業界だけでなく、プライベートな人間関係でもよくあります。

例えば…

色々相談をしてくるんだけどどんなアドバイスをしても「でも…」で否定をする人

よくいませんか?

これは、相手に相談をしてアドバイスを引き出して、それを否定することにより

相手に無力感を与え続ける…という精神的な攻撃です。

しかし本人に自覚はなく

本気で相談をしているつもりなのですが

相手を攻撃するために

無意識に繰り返してしまっているんですね

こういう無意識に相手を替えて時を替えて、繰り返してしまう行動を心理学の世界では「ゲーム」と呼びます。

同じようなゲームとして、心の問題を解決してもらうためにセラピーを受けて

「治そう」と躍起になるセラピストに対して

「やっぱり良くなりません」

「効果がありません」

と怒りと失望を伝えて、セラピストからセラピストへ

時にはスピリチュアルやコーチングへと渡り歩いている人がいます。

本人は頭では本気で治したいと思っており、困っているのですが

無自覚のゲームを繰り返しています。

セラピストは基本的にみんな優しいので、がっかりして自分と向き合っていくのですが

僕は優しくないので

「どこに行ってもダメなんですよ」

という方が相談に来ると

「それ、自分で治さないようにしてますよ」

とズバット言ってしまいます。

その結果嫌われたり、速攻でフォローを外されたりするのですが

ズバッと本質を突くのは僕の役目なので、やめられませんね。

さて

「どこに行っても治らないんですよ」と不満げに言う方が

あなたのもとへとうとう相談に来た、あなたのセラピーを受けに来た場合

あなたはどうすればいいのでしょうか?

優しいあなたは僕みたいに、ズバッと言わなくても大丈夫。

「治そう治そう」としないことです。

この人を治さなきゃ!と思った瞬間

治そうとするセラピスト

VS

やっぱり治らないじゃないかと確認したい人

の構造が生まれます。

つまり、いつものゲームが始まります。

なので、まずは治そうとする気持ちを、手放すことが最初。

そして、この人はいずれにしろ

最終的にはよくなるんだ…と相手を信頼して委ねること。

この委ねるというのは、潜在意識のパワーを最も引き出します。

ま、顕在意識は委ねるというのをめちゃくちゃ怖がるんですけどね。

治そうとするのではなく

なぜ、その人が心に何かしらの症状を持っているのか?

という本質を捉えること

そして、実は心に症状を抱えている原因は根本的には愛があるんだよね。

その愛を本人が自覚をして受け入れること。

今の症状があるからこその良いことや、愛に感謝をして

本人自身も治そう治そうとするのではなく、すべてを受け入れて感謝をして

治ってもいいけど、それは自分で選択できると思うこと

セラピストが相手を信頼して委ねた状態で

愛と感謝のためにやれることを、セラピーを通じて行うこと

そうすることでゲームから降りて、本当に良くなっていくことができるんだな。

それも本人次第だけど、でもセラピストは…相手を信じて委ねる。

そういう姿勢がセラピーには大事なんだな。

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