雑記

勝手に人を見下すなよ

起業界隈って、貧乏な人を
蔑む人が多くて残念だなって思う。

特にちょっと成功して崇められてる人とか

発信の中で

「だから貧乏人はマインドが低い」
「あんなんだから貧乏やねん」
「ああなったらいけないと子どもに教えた」

みたいなのが出てきたりとか
言葉の端々や態度に
成功している自分とそうでない大勢は
違うんだから…みたいなのが見えたりとか

なんだかなあって思うんですよね。

気持ちはわかるんですよ。
「お金欲しいんです!」
と言いながら

責任も果たさない
自我にとって都合の悪いことから逃げる
家計簿すらつけない

そんな人達が

多いから、つい
「これだから貧乏人は…」
って言いたくなる気持ちもわかるし

僕もそんな発信をしたことがあると思う

でもそれは起業の世界にフワフワ浮いている
微妙な人たちであって

世の中のお金のない人たちがみんな
しょーもない人かと言えば
そんなことはなくて

別の世の中のみんなが
お金持ちになりたがっているわけじゃないし

あなたが「貧乏人」と蔑んでる人は
あなたとは違う価値観の世界に住んでいて
もしかしたら
「筋肉最高、なんであの人は筋肉をつけないんだ?」
って思っているかもしれない。

自分の価値観が世の中すべての価値観だと思うのは
傲慢以外の何者でもないと思うのです。

僕の中学時代からの友達で

 生活保護で団地に住んで
彼女と支え合いながら暮らしている奴がいるんだけど

こいつさ
兄弟の中で差別と虐待をされながら育ってて
土下座しないと飯も食わせてもらえなくて
15歳でラーメン屋に住み込みで働いて自立して
16歳からは歌舞伎町でホストやって
(20歳だと偽って働いてた)
本人の努力と能力で
中卒なのに17歳で大企業の正社員になれて

でも、長年の虐待のトラウマからくる
精神病でどうしても仕事が続かなくて

何度も自分で自分をころそうとして
奇跡的に生き残って

死にかけて入院してたら
母親が珍しくお見舞いに来てくれて
たった一言
「しねばよかったのに」
だけ言って帰っていったってさ。

それでもさ、なんとか生きて

精神障害者として
作業所に通って
人間関係やちょっとした仕事をもらいながら

マッチングアプリで出会った
彼女と支え合うように暮らして

ホストやってた時には考えられない
地味な感じの彼女だけど
もうずっと2人で支え合いながら
生きて、しんでいきたいって。

昔と比べたら顔が穏やかになって
俺はホッとしたよ。

そんなさ
金持ちになろうとしても
どうしようもない人も世の中にはいてさ

それをさ、ちょっとビジネスでうまくいって
周りに崇められて調子乗ってる奴が

貧乏人を見下してんじゃねーよ

俺のウクライナ人の友達はさ

生まれてすぐに両親が離婚して
母親と一緒にホームレスになって

でもなんとか生活を立て直して

母親と、親戚と一緒に暮らして

頭がめっちゃ良いやつだから
アメリカ系のIT企業に就職してエリートになって

で、音楽で食べてくっていう夢を追って
バンドでは食っていけなかったけど
今はネットで音楽プロデューサーしてて

戦争が始まってさ
体が生まれつき弱いやつだから
戦地には行ってないんだけど

ウクライナ国内を逃げ回りながら
ヨーロッパの顧客を相手に
音楽プロデューサーで稼いで
稼ぎは自分の国の軍隊に寄付して
「これが俺ができる戦いなんだ」って
母親も支えながら戦ってさ

誰もがお金持ちウェーイで
生きてるわけじゃねーんだよ

いろんな人生の人
いろんな環境の人
いろんな価値観の人がいるんだよ

僕はビジネスが好きで
小さな成功をさせてもらって
お金には不自由してないし
たくさんお客さんが来てもらって嬉しいけど

それは俺の世界、俺の価値観の中の世界であって

お金がない人たちを蔑んだり
「マインドが低いから貧乏」とか決めつけたり

するのは違うだろ。

って思うんだにゃあ(最後は可愛く)

関連記事

  1. コスパの時代は終わる

  2. 起業家は循環し続けるのが大事

  3. 本気でやらないと後悔する。

  4. 委ねと寄り添いのバランス

  5. 地道=黄金の道

  6. ビジネスはリズム

  7. すべては自ら選択している。

  8. 本当のステージ理論