僕は起業コミュニティやセラピースクールを運営しているので、いわゆる起業家チームを率いているのですが
コンサル起業をする前から数えると、10年以上の起業生活の中で
これまでいくつかのチームを作ってきました。
失敗したチームもあり、そこから多くを学びました。
先日、セラピースクールのほうでリーダーを2名。ゼネラルマネージャーを1名指名させていただきました。
今回は、どのような基準でリーダーを選んでいるかについて解説します。
僕の基準としては
・精神的に安定している
・ギブができる
・前向き
・ミッションに共感している同士
というのは絶対条件です。
精神的に不安定な人(いわゆるメンヘラ)は必ずトラブルを起こしますので、そもそもチームに入れるべきではないですし
いわゆるテイカー(奪う人)は論外として、先にギブができるタイプの人、ギブを生き方として採用している人はチームに入れるべきです。
愚痴や悪口を撒き散らす人は最悪で、ウイルスみたいなものです。
飲みの席で周りが悪口で盛り上がっていても、流されて悪口を言わないような人がリーダーに向いています。
悪口や愚痴タイプは決して重要ポジションに入れてはいけません、やばいです。
前向きというのは、積極的に発言したり、積極的に意見を言ったり、積極的に行動するマインドのことです。
特に、トップに対しても間違っていることを指摘できるような人は、リーダーに向いています。
僕なんかは元々ポンコツなので自分のことがあまり分かりません。
なので僕のことを叱れるくらいの人にリーダーになってもらうことが多いです。
(ただし感情的な批判をする方や、批判のための批判をしてくるようなタイプは別です、そういう人は身近に置かないほうが良いです)
逆に、僕に対して緊張しすぎる人や萎縮するタイプの人はあまり近くに置かないです。
HSPなので、僕もきついからです。
そして、どんなに能力が高く人柄が良かったとしても
ミッションを一緒に達成していこう!という気持ちのない、つまり同志ではない方ですと
外注先(外部の協力者)としてはいいのですが、仲間としてはあまり続きません。
そして、孫子の兵法ではリーダー(将)に必要な条件として
智信仁勇厳
があると言われています。
智とは、知力のことです。
ちょっと口が悪いですが、馬と鹿な人を重要なポジショにするとヤバいです。
想像できないような驚くことをやらかしてくれます。
基本的に僕は、こうした長文を読んだ方しかお客様としてやってこないので
僕の周りは平均より高い知性を持った方が多いです。
なので、僕の周りはこの点で言うと人材豊富です。
教養があるとか、専門知識があるとか、そういうのもめちゃくちゃ大事です。
あと、学ぶのが好きなタイプの方だと最高ですね、そういう方は智が高いです。
信とは、信頼性のことです。
報連相ができるとか、小さな約束を守る、人としての倫理があるなど
「まあこの人なら大丈夫やろ!」と思える人。
これ、ビジネスにおいてはめちゃめちゃ大事ですよね。
多分これが一番大事なんじゃないかなと思うので、他がいくら優れてても信頼性が微妙な方とはお付き合いしないほうが良いです。
というか、優秀なのに信頼できない人が一番やばいです。
仁とは、他人に対する慈悲の心、愛情です。
うちのセラピー協会ですと、セラピストをやるくらいなので仁が高い人が多いです。
多いと言うか、みんな極めて高いです。
勇とは、勇気のことです。
前に進む勇気、孫正義が言うには「もっと大事なのは撤退する勇気だ、撤退できないリーダーは国や会社を破滅させる」と言っていました。
まあ大企業になると、事業撤退するとあーだこーだ批判されるしマスコミに好き勝手叩かれるので、そうとうな勇気がいるでしょう。
個人起業家ですと、何かを撤退したくらいだと周りは気にもとめてないと言うか気づいてすらいないので簡単ですがw
まあ起業家として、しっかり発信して集客できている方は、この勇の部分はしっかりとありますね!
厳は厳しさのこと。
別に鬼のような厳しさとか、他人を叱るとかそういう意味の厳しさではなく
甘さがないという意味だと僕は解釈しています。
例えば、僕が「この人は能力はないしちょっと信用できないけど頑張っているし、前にお菓子とかくれたし…リーダーにしてあげよう」みたいな甘いことをしたら、まあチームは崩壊に向かいます。
もしくは「ルール違反をしたけどなんか可哀想だし…今回のことは握りつぶすか」
とかやり始めると、これもチームの倫理観が終わっていって崩壊に向かいますね。
そうした厳しさが自分にも他人にもある人が、リーダーになりえます。
まあ泣いて馬謖を斬るができる人ですよね。
仁が高すぎると、この厳しさがどうしても難しい方もいます。
セラピストさんだと愛情が強いので、ここが難しいところでもあるのですが
でも、そういう愛情深い人が厳まで身につければ、ステージはいっきに上がります。
以上、僕なりのリーダーの条件でした!