あなたは今すぐポジティブにならなくていい。
辛い時でも笑おう…とか
ため息なんてついたらいけない…とか
いつも明るくいようよ…とか
すべて、ネガティブに無理にフタをして
見ないふりをするだけなんですよね。
なんで落ち込んでいる時に、
無理にポジティブにならなきゃいけないのか
落ち込んでいる時は、落ち込みきれば良い
その感情を一度、味わい尽くせば良い。
赤ちゃんが泣ききれば
スヤスヤ眠ったり
笑顔になるのと同じように
僕たちも、感情を感じきれば
回復する力がある。
それを、無理に感情にフタをするから
いつまでもくすぶり続ける炎みたいに
ネガティブがいつまでも消えないんだな。
あなたが子供の頃、もしかしたら親に言われたかもしれない。
「泣いちゃダメだ」
「ほら、痛くても笑顔で!」
「弱音を吐いちゃダメ」
落ち込んでいる自分を、そのまま認めて抱きしめて欲しかった。
その時の不安感が、まだあるから
不安な状態がいたたまれないんですよね。
だから不安になると「元気に見せなきゃ!」と反射的に考えてしまうし
誰かが落ち込んでいると「元気出して!」と相手を変えようとする。
それは、落ち込んでいる自分も見たくないし
落ち込んでいる他人を見ると、その他人を通して自分を見てしまうから
やっぱり見たくないんですね。
自分が親からそうされたようにね。
でも
落ち込んでいる時は、
落ち込んでOK
泣きたい時は
赤ちゃんみたいに泣けばOK、それが自然です。
きっと縄文時代は、みんな泣きたい時は思いっきり泣いて
笑いたい時は思いっきり泣いていたのかもしれません。
人は落ち込みきったらちゃんと立ち上がれます。
「ネガティブな気持ちを切り替えて、心をコントロールしましょう!」
なんていうのは
転んで泣いている子どもに
「泣くな!」
と一喝するようなもの。
たとえ外見は泣き止んでも、心につらさは残ります。
だから、ネガティブな自分を否定しなくていい。








