うっす古田です。
最近、時代の変化が凄まじいです。
正直、この内容を知らなければ…ビジネス的な成功や人生の幸せとは逆方向にがんばってしまうかもしれません…。
さて、僕がコンサル起業をした5年前と今で、めちゃくちゃ大きな違いがあります…
5年前は、
悪く言うと教祖的、良く言えば強いリーダー的な起業家が売れていました。
特にコンサル的な人にこの傾向が顕著でした。
多くの人を信者化させ…「この人が正しい!」とみんなが思っていて
受講生を囲い込み、自分だけについていけば大丈夫と信じさせ…
同業者=敵を超えていき、どんどん成り上がっていく孤高の存在…
そんな起業家に多くの人が陶酔して、
何千人規模のリアルセミナーがバンバン開催されたり
起業ブーム、副業ブーム、セミナーブームが重なり大いに盛り上がっていました。
僕も最初は、そんな強いリーダーからマーケティングを学んだものです。
「経営者は国家元首なんだ、顧客や家族を守るために、軍略のようなマーケティングで同業者を潰していく必要がある!」
なんてセミナーを受けたのも覚えています。
「そんなにギラギラしなくても…」と思いつつも
敵にやられてすべてを失うのは怖いなあ…と思い、同業者に対しては一定の距離感を保っていました。
しかし、あれから5年。
風の時代が始まり…気がついたら様子はずいぶん変わっています。
教祖的な人や、
強い上下関係で運営するような起業スクールやコンテンツ協会は
徐々に影響力を失い
今では消えてしまったり、前ほど盛り上がっていなかったりしています。
そういう教祖的なものが盛り上がった最後のタイミングが3年前、コロナが始まりみんなが多かれ少なかれ恐怖と混乱を感じて
一部の人達が、スピ系の教祖や、陰謀論系の教祖に陶酔していました。
(だいたい時代が変化して何かが廃れる時は、廃れいくものが最後のプチブームを起こします。不思議なものですねー)
今、起業の世界を見渡すと…
・競争よりも共創
・顧客を囲い込むより、風通しの良いコミュニティ
という時代に様変わりしています。
スピ団体も、
・うちだけが正しい!
・うちが最高!他は悪魔!
みたいな教祖的なところは徐々に目立たなくなり
周りとの調和を重んじるところが大きくなっています。
僕の周りで言うと、集合意識覚醒プログラムMAGATAMAというスピっぽい感じの団体があり
他を否定したりせず、調和的な雰囲気で、最近さらに伸びている印象です。
起業の世界全体を見ても、
売れている起業家は、同業者でも関係なく
コラボで何かをしたり
同業者でチームを作って1つのイベントを開催したりしています。
また、教祖的な団体はご新規さんが減っていて目立たなくなりつつある中
風通しの良い巨大なコミュニティ次々に生まれています。
僕は今36歳なんですが、このくらいの年齢にとって5年ってほぼ一瞬じゃないですかw
なんていうか、まばたきでもしている間に世の中がほんとに変わったなーーーと思うのですよね。
ちなみに時代が変わっても、マーケティング(つまり集客)の原理原則は変わっていないのですが
在り方みたいなのは大きく変わっていますね。
どんなにマーケティングが上手でも、在り方が時代に合わない人はどうしてもしぼんでいってしまいます。
在り方ってなんですか?っていうと、
人生に対するスタンスみたいなもんです、生き方ですね。
生き方ってどうやって作られるのかと言うと、
起業家の場合「どういう世界を作りたいのか?」です。
例えば僕の場合は、
【女性が起業によって豊かで自由な世界を創る】
がテーマでビジネスをしているので、自然とそういう生き方になります。
一昔前(5年前)だったら「そんなきれい事じゃ稼げない」なんて言われかねないのですが
今はしっかりとした生き方、在り方がある人のほうが
お金や人などのリソースが集まっていますね。
まあ、そもそもお金のためにやるのも古いし、そもそも本質的じゃないんですよね。
実現したい理想(例えば僕の場合は、女性が起業によって豊かになる)があって
その活動をするための栄養として利益があるだけなんです。
まあこれは1954年に、経営の父と言われドラッカーさんが同じことを言っていたので、やっぱり本質的な部分は変わっていないですね。
(時代がついにドラッカーに完全に追いついた…?)
「事業とは、利益を出すのが目的ではなく。利益は活動するためのガソリンだ」
的なことがドラッカーの名著【現代の経営】に書いてあった気がします。
まあ個人起業家の場合、最初は売上が欲しい、生活を安定させたい…みたいな感じで利益が目的でも良いと思うんですが
それだと稼げるようになってから徐々につまらなくなっていくし
まあそれなりにって感じなんですよね。
でもみんなで目指す理想があったほうが楽しいじゃないですか。
誰かが
「本物の愛とは、見つめ合うことではなく同じ方向を見ることだ」
って言っていましたが
単純に「顧客のこの悩みを解決します!」「解決されにきました!」の関係だけじゃなくて
お客さんに仲間のような存在になってもらって、同じ理想を見るほうが面白いですよね。
例えばうちは、
女性が起業によって自由に豊かになるのが当たり前の社会を創る…という理想を一緒に信じてくれて
一緒に歩いてくれるお客さんがたくさんいるわけです。
こういう理想があると
「同業者を潰す」みたいな前時代的な発想にはならないですよね。
まあ微妙なコンテンツを売っている同業者は別として
ちゃんとお客さんのためになるコンテンツを売っている同業者なら、同じ理想社会を創るための仲間ですから。